姿勢と身体の使い方

ベビーの動きについて

お隣の養護先生が、産休で実家に遊びに来ます。(我が家のとなり)

現代のベビー事情を聴いて愕然としました。

ハイハイをする子供が少ない、ということです。このことは、以前から論議をかもしだしていますが、その上に聞いた話が、足が頭の上に上がらない 体が丸くならないということでしょうね。

これを聞いたとき 4歳児の腰が痛いとなることがわかりました。

そして、グーのままでハイハイをしている。 え???

ものを握れないベビーがいる えええええ・・・そうなんですか?

これすべて、人間の原始脳の分野で生きるために発達していかなければならないところが発達しにくくなっているのでないかと危惧します。

ベビーたちは、上向きに寝ると手足をばたつかせます。夏場だとその動きが大きいので夏のベビーはこのバタバタ運動(延髄と脊髄)を発達させていくのが少し早いのかもしれません。

まずこのバタバタ運動、手足を重力に逆らわせて動かすわけです。足の重さを自分のものとして感じ、股関節を精一杯動かすわけです。保育者は、おむつを替えるたびに、のびのびであるとか、足を動かしたりして、「元気、元気」って喜ぶことを、一世代前のおむつの時代は1日に 数十回行っていたわけです。

ベビーたちは、おむつが外れるとここぞとばかりに足をバタバタ動かしまわっていました。これが自然の本能的な部分なのでしょう。

これができていないからの話は、また別の機会にするとして、股関節が固くなるという問題はここからの可能性が高いということになります。

ベビーたちは本能的な部分があるので、うつぶせにすると、頭があげたくなるし、移動したくなるわけです。

自分の頭の重さを感じていく、背筋系の筋肉をコントロールしていくわけですね。

そして、体を反り返らすことで、背骨の動きを作っていくわけです。

この時に手のひらは開くはずなのですが、そして手首を曲げて体を支えます。お隣のベビーも身体の研究をなさっている先生が、指を開く練習をしてくれたと話してくれました。

それを練習しなければいけないほどの身体が、ベビーのうちから出てきている。

人間の発育発達の中で、人為的に良かれと思って始められていることが、人間の能力を下げてきている。これは紛れもない事実で、それに継承を鳴らしていかなければならない。

新生児の身体的知能を何倍にも伸ばす (赤ちゃんの運動能力を同優秀にするか グレンドーマン著)

新生児をおなかを下にして床の上に置くと、すぐに腕と足をバタバタ動かし始めます。最初は反射的に、これらの反射的な動きとは、腕のや足の曲げ伸ばしや、手足の動きなどです。

こうして新生児の脳は、腕や足を動かすとはこういう感覚なのだと学んでいきます。

繰り返し練習することにより、腕や足の動きの中で推進力を見つけ出します。単純な動きから複雑な動きまで、どんな運動でも、上達のためにはその「感覚」を覚えることが不可欠です。

脳は、ひたすら使うことで成長し、発達します。ある特定の時期に脳の間隔経路と運動経路を使えば使うほど、脳の物理的成長は大きくなります。

筋肉が使うことで成長するのとまったく同様に、脳も使うことで成長するのです。

子どもたちは、動くチャンスがあれば、自分の脳もそして身体能力もどんどん発達させていきます。私たちは、そのチャンスを取り上げるのではなく、応援していかなければなりません。

今あなたのお子様は、いくつになりますか? 何時からでも遅くはありません。そのチャンスをぜひ与えてあげてください。

 

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