「なんでできないんだ」「やる気あるのか」「今言っただろう」「練習しているのか!!」
こんな罵声がまだ聞こえてくる、(ここのところコロナで聞こえませんが)
こんな言葉をコーチや監督、ましてや保護者に言われると、「見返してやる」なんて思う選手はこの時代もういないのではないだろうか。
そうやって責められなくても、自分よりできる人間がいると「あいつには勝てないな」「初戦で気が違うんだよ」なんて思っている選手のほうが多いのです。
これは、言葉が潜在意識にまで到達して、自分はできないと思う子ども達の多いこと。
この言葉のことは ペップトークのページで書き綴っていきます → ペップトーク
さて、今日、姿勢と運動のところで書いていきたいのは、生活習慣の中で子ども達も、動かない関節があるということです。
年を取ってくると、できない動作がとても増えてきます。以前にも書きましたが、足指がその典型になってきます。
平成21年7月17日放送、NHK「特報首都圏 子どもの足が危ない」でも新潟県立看護大学の調査で幼児の90%「内反小趾」で「外反母趾」も3%いたことが放送されたそうです。
では、現代の子ども達はどうなっているのでしょうか? 夢現ではウォーミングアップに足指のトレーニングをよく入れていましたが、人間の身体は廃用症候群、使わないと使えなくなるし、使っていないとそのままになってしまうっていう特徴があります。
で、今日言いたいのは、動かない関節などがあるのに、「なんでできへんのや」って怒る指導者や、保護者がいるということです。
子ども達はやりたいのです。が、うまく身体が動かない、だからやりたくてもできないのです。
ほら、神経細胞はとてつもなく素晴らしいのですが、使われないと、無用の長物です。そして、幼いころから体を動かすということがとても大事になってきます。
今日は家でできる。足指運動 つまり、不安てなところを歩かせればよいわけです。
おうちに座布団何枚ありますか? 3枚、5枚??重ねてうえに立たすだけでも違うし、お布団の上は、格好の遊び場ですよ。
あのどこかが宣伝している、朝起きると腰が痛くならない敷布団じゃなくてもOK
そのうえで片足立ちやけんけん、そんなことをやってみてください。
私は小さい子ども達にはボールを15個ぐらいネットに入れて、マットの下に入れて歩かすことをやっていましたよ。
お布団の下に、座布団や、まくらや、歩くのが不安定になるものを入れてください。それで足指はしっかりしていきます。
小学生は、地道にトレーニングしなさい。あなた方が布団で暴れたら布団が痛みます。
でも、とっておきは普段からビーチサンダル、要するに親指と人差し指で握る形のサンダルです。
あれを履いて走ってごらんなさい。絶対足指を使いますよ。
今日は足指について書いてみました。