現代の靴、先日ワールド陸上でナイキの○○○○という靴が問題になりましたが、どうなっているかというと、かかと部があがっているわけです、
かかと部が上がっている分だけ、足指が使いやすくなるのでしょう。
さて、アスリートでもそうなのですから、子どもたちの靴にもそういう風潮が出ています。
足指を使わなければならないというのは皆さんが分かっていて、足指をつかうから、足のアーチができるということも当然わかっているのですが、人間の文明はいつも自分がどのように楽をしようと考えて(便利ともいいます)物が作られるわけですから、少し前は五本指の靴、または二股になっている靴がはやって、そのあと母指球が持ち上がっている靴、そして、今回ですが、人間の身体というものは、使えば使うほど順化するのですから、当然使わなければ退行するわけです。
そして、その退行を促すような、靴が売れていくわけです。
私にしたら根本的に考え方がおかしい。あまりにも極端に走るものしかわからなくなってきている日本人、日本だけではないのかもしれません。
足指を動かすにしても、足首を背屈した状態、要するに立った状態で足指をうかして、タオルギャザーなどをしても、体重を支えるだけのアーチはできてこない。それが証拠に、足指をしっかり曲げて、足首を伸ばした瞬間に指が緩んでくる。
全体重を支えるアーチを作るには、常時使わなければできてこないと思われます。今の子供たちの足を見ると内側アーチがつぶれ、そのため足関節内反、外旋という足になっている子どもが非常に多い、そんな足で、競技を擦れ壊れるのは当然である。
まず、足裏のサポート、それも便利なものを使うのでなく、裸足で、砂地、ビーチサンダルで岩場、など、足裏に刺激が入るところを動き回るという経験を入れてはいかがでしょうか。