姿勢と身体の使い方

趾マッサージ

人間の機能の中ですべてが、使えば使うほど脳からの命令が伝わりやすくなり、そしてそれは習慣となり、考えずとも動くようになってくるというのは、脳というのは、非常にいろんな分野で働いているので、身体の効率化をするのが非常にうまい臓器であるということでしょう。

 

例えば、腕が使えない方は足を使い、料理をしたり、絵をかいたりすることができるようになってくる。というように人間は、状況に応じて自分の身体を器用に使いこなすことができるようになる。

 

反対に、使わなければ退化をするというのは何度も言わせていただいています。廃用症候群とはよく言ったものです。

 

今回紹介させていただいた、趾のマッサージは、性能の良い靴をはき、平面を歩いている私たちが、趾を使わなくなったため、趾が自由自在に動かなくなって、その結果、足裏のアーチがなくなる、偏平足が起こり、足の不定愁訴(シンスプリント、膝の痛み etc)の原因にもなりやすくなっています。

 

これだけで改善するわけではありませんが、せめて、趾を使っている感覚はわかってほしい、トレーニングをしていくのは足指の感覚が分かってこそできるものです。

 

今このマッサージと同時進行、分厚いマットの上を歩いたり、走ったり、薄いマットの上で桃上げをしたり、スタックラインを試してみたり、子ども達に足指の感覚をしっかりと入れています。

 

お年寄りでこのマッサージ、毎日続けていただくと、1ケ月~2ケ月で寝るときの靴下がいらなくなった。足裏の変な汗が出なくなった。などの声が聞かれました。寝るときの靴下は多くの方が実感されているということは、毛細血管の数が増えたと考えられます。

 

今後の子ども達の歩き方や、アーチの高さなどを計測しながら追ってみたいと思います。

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