両手両足を踏ん張って、そのまま垂直に上がっていく。体幹に力を入れ四肢に同様の力を加える、腕、足を動かすときには、腹圧を上げ身体を3点で支持をして、腕や足の移動をする。
これ結構な運動です。体が重くなった私にはできない技ですね。
でも子供たちにとってこれは忍者みたいだし、スパイダーマンみたいだし、そう自分の姿を想像しながらヒーローになり切っているのです。
家の中でこれをされたら皆さんはどうしますか?危ないやめなさい叱っちゃいますか?
少し危険にチャレンジすること、子ども達にとってこれほど面白く、心が躍り、そして楽しいことはないのです。歩き始めた子供たちが階段を上がりたがるのと一緒です。チャレンジしたくてしたくて仕方がないわけです。
でも、これらをすべて「危ない、やめなさい」の言葉で制止されたら、子ども達はチャレンジする心も、運動能力も獲得できませんよね。
今私たちが、ジャングルジムを取り上げる、遊具が小さなけがをしたから取り上げる、そういう考え方で子ども達を育てているのです。その結果、自分のけがに対して、自分で責任を取らず、人のせいにしているのではないでしょうか。
どういう形であれ、自分自身の責任を取らなければ、だれも自分の心と身体には責任は持ってくれない。
そういう考え方が当たり前のようになる子ども達に育ってほしいですね。