姿勢と身体の使い方

手首の硬さ

バスケットを指導しているときに突き指をする子ども達が多く、ボールのつかみかたから教えていたところ、手首が背屈制限のかかる子ども達が非常に多く、驚いたことがある。

そういえば、○○中学校の野球部指導に行ったときに、腕立て伏せができない選手がいたり、○○高校でも手押し車をさせると、手首が痛いと言ってできない選手が何名かでたし、先日はソフトボールの選手が、ひじ伸展の手首背屈に苦労をしていたことを思い出した。

何も言わずに、手のひらを床につくように指示をすると、手のひらがつかずに指だけをつける子、手首を回旋させて、指が外に来るようにして手のひらをついている子、「手首痛い、無理」とやめる子、このような子どもが増えてきている。

そしてよく見ると、親の腹が内側を向いてしまい、外転(外に開く)筋力が弱化している、また下手すると親指側面が床についてしまっている。

高齢者の中でよく見る形態である。握る動作は生活の中にまだ残っているが、開く動作は少ない。人間の進化の過程でひじ関節の伸展位での掌屈、背屈という必要性がなくなっているのだろう。

ちなみにソフトボールの選手に、ひじ伸展の上手首の掌屈、背屈のトレーニング、PNF方向の運動パターンの練習をさせることで、目に見えて球威があがった。(当たり前のことではあるが)

どんなに頑張っても、身体が機能不全を起こしていると、障害につながることもある。今後子ども達に運動を教えるうえで大事な課題になってくることである。

学校スポーツの現場ででも、トレーナーという職種が必要になってくる時代である。

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