先日、マイベストプロの方と、facebookで呼吸法を行うことで免疫力が高まるという話をしました。
人間の身体は自然治癒力というものを備えていて、本当に人の身体の神秘なのですが、自分の身体の中に敵が侵入するとやっつける作用があるわけです。
でも、薬を飲みすぎると、身体の中では、いつも薬を入れてくれるから自然治癒力発生させなくても大丈夫な身体になってくるわけです。
人間の身体すべてが、使わないと退化する(廃用症候群)使えば使うほど機能が上がる仕組みがあるわけですから、すべてを薬に頼ってしまっていては、自然治癒力というものはとても貧弱になってくることでしょう。
免疫力を上げるというのは、人間の身体の機能を最大限に使うということであり、それを行う一つの方法が呼吸です。
腹式呼吸は、副交感神経、胸式呼吸は交感神経、自律神経をコントロールできるのは呼吸でしかありません。
しかしながら、現代社会で呼吸に意識を置いて、肋骨を動かして、または横隔膜を動かしてと意識をしている方はとても少ない。いろんなストレスを感じたり、心配事が多く浅く速い呼吸になっているので、体温が上がらなかったり、体液循環が悪かったり、いろいろな弊害や不定愁訴を起こしやすい体になっているわけです。
まず、胸式呼吸、腹式呼吸を練習してみましょう。 胸式呼吸は肋骨の引き上げ引き下げ運動で肺を動かします。猫背で固まっていると胸腰関節が動きにくくなり、胸郭の丸みがなくなってきます。または、胸郭が丸くなってきてしまいます。
胸をしっかり開いて、空に向かって、いっぱい胸に空気を入れてみましょう。腕は斜め下にひくほうが胸郭は広がりやすくなります。(もちろん鼻から吸ってください)そしてはーって吐きましょう。吐くときに肋骨の下の方を触ってもらうと、肋骨が動くのが分かると思います。
肋骨は上部、下部で動きが違います。上部は呼吸が入ると少し上向きになり、下部は横に広がります。そして吐くときにはその反対が起こるわけです。それを少し意識するだけでも肋骨全体の動きは変わってきます。
そして腹式呼吸は、はじめは仰向けで寝てすることがお勧め、なぜなら立位では重力がかかってくるので、腹直筋が動いて、インナーの呼吸筋(腹横筋、横隔膜)が動いているのが分かりずらくなるからです。
息を吐いたときに、肋骨の裏側に指が第一関節ぐらいまで入ります。痛みがある場合はゆっくりマッサージです。(痛みの無いように)吸うと、入れた指が横隔膜によって押し返されてきます。
それぞれ、最初は5秒間、試してみてください。20回もすると体がホカホカとしてくると思います。今はとても便利な世の中です、ヨガの先生の腹式呼吸の動画などを見ながら、ぜひ腹式呼吸、胸式呼吸両方できるようにしてみましょう。
そのコントロールで自律神経を整えることができ、免疫力も上がってきますよ。