先日靴の話を話題にしたが、現代の子ども達は靴ひもを結ぶということをしないためか紐を結ぶということができない傾向にある。
言葉を操る力や思考力、記憶力、運動能力などをつかさどる、大脳。実はこの大脳に、手指の運動が刺激となって、影響を与えると言われているのです。指先をたくさん動かすと、それだけ脳が活発に動き、思考力や記憶力も活性化するといわれています。
脳には運動野(動作を指令する)部分と感覚野(感覚をつかさどるところ)に分かれており、5本の指と手のひらは、なんと運動野では約3分の1、感覚野では約4分1を占めていることになります。
運動野では2歳ぐらいまでに大人と同じぐらいまで発達します(ということは2歳までに指を多く使わせた方がよいということになります)
現在、発達遅延児童が多くなったと言われていますが、身体を動かす指先を動かすということも少なくなっているということが少なからず影響されているのかもしれませんね。
なんといっても5本の指と手のひらをつかさどっている地域というのは、運動野では約3分の1、感覚野では約4分1を占めていることになります。
調べたところによると、小学校お受験では入試の中にこの指先の「巧緻性」ということが必ず入っているそうです。そうなると、靴ひもが結べないなんてことが小学校高学年で起こっていることは非常に問題になりそうですね。
では次回はこの巧緻性について話を進めていきましょう。